空家対策に関する法律が一部改正されます!!
タイトルの法案正式名称は「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法案」となり、先月まで行われた第211回国会で成立し6月14日公布されました。
今後半年以内に施行されます。
法案名称だけ聞くと「どういった内容か?」わかりにくいですが、平成27年にこの空家特別措置法は施行されています。
倒壊の恐れのある「保安上」危険であったり、「衛生上」有害や「景観上」の問題で市区町村の行政機関に『特定空き家』として指定されると固定資産税の特例措置が解除され、固定資産税が約6倍(敷地面積による)になりますのでこれまでより大きな負担となります。
そして行政機関は『特定空き家』の所有者に対して、建物の除却(取り壊し)や修繕等の助言また指導・勧告・命令が出来ることになります。
今回はこの法律を更に強化する為に決められたようです。
私が感じる大きなポイントは2つあります。
まず1番目がこれまで状態の悪い空き家を『特定空き家』として税金の特例を解除したり、行政機関から除却や修繕の指導や命令受ける対象でしたが、そこまで状態が悪くない空き家も数年放置すると『管理不全空き家』に指定される可能性があることです。
『管理不全空き家』に指定されると『特定空き家』同様の措置になりますので大変です。
そして2番目は、空き家所有者の責務が強化された点です。
これまでは、適切な管理に関する努力義務程度でしたが、これからは行政機関の施策に積極的に協力する義務が空家所有者に課されます。
政府の空き家対策に関する本気度が伝わってきます!!
ただ、安心してください!!この改正は厳しい内容だけではなく政府は空き家活用や建て替えを促進する為、接道規制や用途変更等の規制を合理化するとのことで、詳しい内容はこれからですが、単的には空き家を活用しやすくする為、規制緩和するということですね!!
ざっくりすぎるご案内ですが、簡単に改正内容の一部をお伝えさせて頂きました。
もし、なにもしていない空き家をご所有されてましたら、『管理不全空き家』や『特定空き家』に指定される前に当社にご相談下さいませ。