「柔らかい区画整理」とは?
国土交通省は令和5年4月18日(火)、「柔らかい区画整理の手引き」を策定し、WEBで公開しました。
近年、人口減少により空き家や空き地が不規則に発生する「スポンジ化」と呼ばれる現象が深刻化しています。
その対応策として「まちづくり」に携わる行政や私ども実務者や不動産所有者である地権者に呼びかけたものです。
手引きに書かれているのは、比較的短期間(2年弱)で事業を完結できる小規模な土地(1000㎡~1万㎡)を想定している為、地権者が比較的少人数であり、スピーディーにまとまりやすいことがメリットとして挙げられています。
「柔らかい区画整理」では、これまでのように大手事業者が開発を行い、施設を作ればそれで終わりではなく、整備後においてもエリアで維持・管理運営(マネジメント)を行い、地域を「育てる」ことがより一層求められていることがとても良いと感じました。
小規模な区画整理であるため、柔軟でスピーディーな分、単体で終わることなく周辺エリアに相乗効果を与えるような戦略的まちづくりも求められる為、なかなか奥深いと感じました。
「柔らかい区画整理」はこれからの「まちづくり」において重要なツールであると言えますのでもっと勉強して実践で役立てられるよう努力しなければとつくづく思いました。
ご興味のある方は以下ご参照くださいませ。
〇柔らかい区画整理の手引き(概要)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/yawarakaik_g.pdf
○柔らかい区画整理の手引き ~小規模な区画の再編・活用のすすめ~
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/yawarakaik_h.pdf